[レコード会社を移籍すると必ずベスト盤を出される理由 宇多田ヒカルさんの場合

アーティスト移籍 音楽配信

ある時、気づいてしまったのですが、アーティストがレコード会社を移籍すると必ずベスト盤を出されます。これは慣行のようです。宇多田ヒカルさんが、ユニバーサル(東芝EMIが消えた)からソニーに移籍するとき、否応なしにベスト盤を出されて「意図しないものなので、買わないで下さい」と言っていたのが印象的です。むかしで言えば、山下達郎さんもベスト盤を出されて彼は大分怒ったようです。

レコード会社にしてみれば、見限って他社に行くわけですからこれまでの実績を回収したいという意図もあると思いますが、アーティストの意向を無視してアルバムを出すのはやや無理があると思います。
移籍したアーティストは全員、この洗礼に遭っているわけでかなり理不尽な思いをしているなと感じます。
ライトなファンであれば歓迎でしょうが、コアなファンであれば、オリジナル・アルバムを出してほしいという思いも強いわけでレコード会社と契約する場合にこの事項を明記するアーティストがいれば、かなり先回りをした人だと思います。

宇多田ヒカルさんの場合、当時東芝EMIに在籍していて海外向け活動はユニバーサルに任せていました。東芝EMIは消えることになるのですが、当時のスタッフ例えばプロデューサーの三宅さんなどとのチームワークは良好で、それを続けたかった宇多田さんはユニバーサルに不満だったのかもしれません。お金などには困っていなかったはずなので契約金そのもの自体には問題なく、寧ろ契約のアルバムを出さなきゃいけないとかチームワークを無視してどんどん契約を遂行していこうとするユニバーサルとの間に亀裂が入ったのだと思います。そこで新たな契約を結ぶべくソニーを探し仲間を集め、アルバムの出し方などもアーティストサイドに立ったものにして創作活動をやりやすいように環境づくりをしていったのでしょう。大抵のアーティストはそうだと思います。一部、お金が欲しいという人もいるかも知れませんが、会社員が環境の良い会社をやめないようにアーティストも優遇されればそう簡単にレコード会社を移籍するとは思えません。アーティストは感性が大切なので、メンバーの脱退など予期せぬ出来事があってレコード会社を移籍することもあるかもしれませんが、基本的にわたしは環境面だと思っています。あと事務所の意向だとか。ファンとしては内部事情を知るよしもありませんが、充実したオリジナル・アルバムを定期的に出してくれればそれだけでうれしいものです。アーティストとレコード会社の関係も良好であってほしいです。

TANKA

コメント

タイトルとURLをコピーしました